1996 - 1999エリオット CCRevで再来日 ~ カーズ・デモ曲盛り沢山のアルバム発売
1996年
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- 1月10日
- エリオット来日!渋谷公会堂でCCRのトリビュートバンド、CCRev のライブが行われる。
CCRevの日本公演はこの一夜限り。本物のCCRでないとはいえ、大変に盛り上がったライブだったそうです。
【エリオット・イーストンの動向】
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- 4月2日
- ヘンリー・マンシーニのトリビュートアルバム Shots in the Dark がリリース
Elliot Easton's Tiki Gods による "Mr.Lucky" が収録
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- 10月
- エリオット・イーストンの1985年リリース・ソロアルバム CHANGE NO CHANGE ライノから再発
ボーナストラックとして新たに5曲が加わる1993年からお蔵入りになっていた、エリオットとシンガーのダニー・マローンによるプロジェクト BAND OF ANGELS の未発表 4曲と、 エリオットによるギターインスト曲"Walk On Walden" がボーナストラックの内容。
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- エリオットがギターでゲスト参加したJohn Wesley Harding のアルバムDynablob(未発表曲集)がリリース
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- エリオットがプロデュースと演奏を担当した女性シンガー Amy Rigby の ファーストソロアルバム Diary of a Mod Housewife がリリース
【リック・オケイセックの動向】
- 8月
- リック、アラン・ヴェガらとコラボした実験的アルバム Getchertikitz をリリース
クレジットにはリックの息子さん Adam Otcasek の名もあるようです。
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- リックがプロデュースした 1996年リリース作品
- ・Bad Religion - The Gray Race
- ・La Peste デビューアルバム La Peste
グレッグ・ホークスもキーボードで参加のクレジットあり
- ・Nada Surf - High/Low
- ・Hole のシングル Gold Dust Woman(映画 The Crow:City of Angels のサントラに収録)
- ・Johnny Bravo - Then Again,Maybe I won't
- ・D Generation - No Lunch
【グレッグ・ホークスの動向】
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- 米映画 THE CRAFT のサントラに、ボストンの若手バンド Letters To Cleo によるカーズ "Dangerous Type" の
カバーが収録。そのレコーディングにグレッグがキーボードで参加。PVにも登場!
>> グレッグが出演する Letters To Cleo "Dangerous Type" PVを見る
引用元:ビルボード誌1996年6月8日号より。グレッグとLetters To Cleoのメンバー。 [1]
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1997年
【リック・オケイセックの動向】
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- リック 5作目ソロアルバム TROUBLIZING トラブライジング リリース
共同プロデュースにスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン。ゲストミュージシャンに Holeのメリッサ・オフ・ダ・マー、Bad Religionのブライアン・ベイカー、ナダ・サーフのアイラ・エリオットなど。
- 11月
- リックはアルバムリリース後、ソロになって初めてツアーを行うが、NY近辺のみの短いツアーだった模様。
このTroublizingツアーでは カーズの曲も結構演奏していたようです。 アルバムにも参加した盟友グレッグ・ホークスがステージでも演奏。YouTubeにライブ音源が幾つかアップされています。
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- リックのプロデュース Possum Dixon の New Sheets リリース
【ベンジャミン・オールの動向】
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- バンド ORR でローカルにライブ活動
自身の曲やカーズの曲を歌う様子が 幾つかの動画で確認できます(動画再生リストにジャンプします)
【エリオット・イーストンの動向】
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- タランティーノの映画「ジャッキー・ブラウン」のサントラに、 Elliot Easton's Tiki Gods の"Monte Carlo Nights" が収録される
【グレッグ・ホークスの動向】
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- グレッグ、ボストンのバンド Letters To Cleo のアルバム GO にキーボードで参加。
1998年
【リック・オケイセックの動向】
- 5月23日
- リックとポーリーナに次男 オリバー Oliver Orion 誕生
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- リックがプロデュースしたジョナサン・リッチマンのアルバム I'm So Confused リリース
【ベンジャミン・オールの動向】
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- ベン、米アメフトチーム クリーヴランド・ブラウンズの応援ソングに参加
ブラウンズのクリーヴランド復帰を記念して、クリーヴランドに縁のあるアーティストが集まった企画モノ。
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- この頃のベンジャミンは以前から活動中のバンドORRの他、The voices of classic rock, Big People など
幾つかのグループで活動。積極的にライブを行っていた模様。
The voices of classic rock はヒット曲を持つ様々なバンドのヴォーカリスト達が集まりライブを行う流動的ユニットで、 1998年にスタート。ベンも当初からメンバーだったようで、ライブで歌った "Just What I Needed" と "Bye Bye Love" が後年にデジタル配信でシングルリリースされています。
Big People は元38 SpecialのJeff Carlisi, テッド・ニュージェントと共に活動したDerek St. Horlmes, 元ビリー・ジョエル・バンドのドラマーLiberty Devitto とベンが組み、ライブ活動を行ったバンド。 残ったメンバーは現在でも活動しているようです。
【エリオット・イーストンの動向】
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- 6月
- エリオットが在籍するバンド Creedence Clearwater Revisited(CCRev) の
ファースト・ライブアルバム Recollection リリース
CCRevはアメリカのみならず南米などのツアーも大盛況だったようです
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- 9月
- エリオットがギターで参加した、ストレイ・キャッツのダブルベースプレイヤー、リー・ロッカーの
ソロアルバム No Cats がリリース。
"Rumblin' Base", "One Way or Aother" でギターを弾いているようです
- 10月
- Elliot Easton's Tiki Gods が演奏するThe Centurions の"Bullwinkle P.Ⅱ" が収録された コンピレーション・アルバム Delphonic Sounds Today:Del-Fi Does Del-Fi がリリース
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- エリオットがゲスト参加 プロデュースした1998年リリース作品
- ・Stevie Salas - Sometimes Almost Never Was ゲスト参加
- ・パンク・サーフ・ロックバンド The Ziggens - Pomona Lisa ゲスト参加とプロデュースを担当
- ・Amy Rigby - Middlescence 演奏とプロデュースを担当
- ・ドイツの女性ヘヴィメタシンガーDORO のアルバム Machine Ⅱ machine で1曲共作、ギター、コーラスでゲスト参加。
1999年
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- カーズの1stアルバムオリジナルにデモ版、未発表デモ曲が加わった2枚組
The Cars:Deluxe Edition カーズ・デラックスエディション リリース
【リック・オケイセックの動向】
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- リックがプロデュースした 1999年リリース作品
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- ・Guided By Voices - Do The Collapse
- ・The Wannadies - Year [single]
【エリオット・イーストンの動向】
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- ウィンダム・ヒル・レコーズによるギターコンピレーションアルバム SOUND of WOOD & STEEL 2 リリース。 エリオットが1曲参加しており、ビーチ・ボーイズの"Charoline,No" をプレイ(ギターのみのインスト)。
【グレッグ・ホークスの動向】
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- 10月
- グレッグがキーボードで参加した、倉木麻衣の全米デビューシングル Baby I Like(アメリカではMai.K名義)が
アメリカのインディーズレーベルBip! Record よりリリース
当時からグレッグはボストンのSybersound(アメリカのスタジオワークチーム)に名を連ねており、倉木麻衣の作品は そこを通じての仕事のようです。
【脚注一覧】
- ▲1996年 グレッグとLetters To Cleo
- Billboard 1996年6月8日号 60ページ : : Google ブックス