Original Albumsオリジナルアルバム ~リリース順~
THE CARS邦題「錯乱のドライブ/カーズ登場」―1978年
- Good Times Roll
- My Best Friend's Girl
- Just What I Needed (邦題:燃える欲望)
- I'm In Touch With Your World (邦題:狂気のふれあい)
- Don't Cha Stop
- You're All I've Got Tonight(邦題:今夜は逃がさない)
- Bye Bye Love
- Moving In Stereo
- All Mixed Up
- 【プロデューサー】
- ロイ・トーマス・ベイカー (Roy Thomas Baker)
- 【レーベル】
- エレクトラ (Elektra/Asylum Records)
- 【レコーディング】
- エア・スタジオ(ロンドン)(Air Studios, London)
- ■勝手にレヴュー■
- 記念すべきファーストアルバムです。 デビュー前のデモテープ状態の"Just What I Needed"をボストンの ラジオ局DJが気に入って掛けたらリクエストが殺到、 結果レコード会社8社が争奪したという勲章つきです。 邦題が何やら色々ついている所に時代を感じます。 後の80年代中頃(ハートビート・シティ辺り)に比べると大変にソリッドです。 >続きを読む
CANDY-O邦題「キャンディー・オーに捧ぐ」―1979年
- Let's Go
- Since I Held You (邦題:いつまでも恋人)
- It's All I Can Do
- Double Life
- Shoo Be Doo
- Candy-O (邦題:キャンディ・オーに捧ぐ)
- Nightspots
- You Can't Hold On Too Long (邦題:燃えつきた恋)
- Lust For Kicks
- Got A Lot On My Head
- Dangerous Type (邦題:危険がいっぱい)
- 【プロデューサー】
- ロイ・トーマス・ベイカー (Roy Thomas Baker)
- 【レーベル】
- エレクトラ (Elektra/Asylum Records)
- 【レコーディング】
- チェロキー・スタジオ(ロス)(Cherokee Recording Studio, LA)
- ■勝手にレヴュー■
- 2枚目のアルバム。1枚目から約1年後のリリースですが、 収録曲のいくつかは1978年のライブで既にレパートリーに入っており、 1枚目のロングヒットを加味してリリースを遅らせたとも言われています。 そういう意味では1作目と割りと近い雰囲気ながら、もっとクールに、もっと飄々と、 より洗練された仕上がりです。 >続きを読む
PANORAMAパノラマ―1980年
- Panorama
- Touch & Go
- Gimme Some Slack
- Don't Tell Me No
- Getting Through
- Misfit Kid
- Down Boys
- You Wear Those Eyes
- Running To You
- Up & Down
- 【プロデューサー】
- ロイ・トーマス・ベイカー (Roy Thomas Baker)
- 【レーベル】
- エレクトラ (Elektra/Asylum Records)
- 【レコーディング】
- チェロキー・スタジオ(ロス)(Cherokee Recording Studio, LA)
- ■勝手にレヴュー■
- 3作目です。ついに邦題は役目を終えたようです。 Gimmi some slackあたりに妙な邦題が付いても面白かったかも。 これまでのアルバムからベクトルがやや実験色に薄っすらダークなアート嗜好に向いた仕上がり。 そこがこのアルバムを「一番好き」な人と「とっつきづらい」人に分ける 要因でもあるようです。管理人はこのアルバム大変好きです。 >続きを読む
SHAKE IT UPシェイク・イット・アップ―1981年
- Since You're Gone
- Shake It Up
- I'm Not The One
- Victim Of Love
- Cruiser
- A Dream Away
- This Could Be Love
- Think It Over
- Maybe Baby
- 【プロデューサー】
- ロイ・トーマス・ベイカー (Roy Thomas Baker)
- 【レーベル】
- エレクトラ (Elektra/Asylum Records)
- 【レコーディング】
- シンクロ・サウンド・スタジオ(ボストン)(Syncro Sound Studios, Boston)
- ■勝手にレヴュー■
- 4作目のアルバム。ポップになりました。「来るべき(80年代の)音」にバンドの軌道を決めたって感じです。 楽器や機材などを駆使した計算された音作りには変わりないけれど、 1曲ごとが親しみやすく、ノリも良い。だから売れましたね。 シングルヒットもビルボードチャートで初の一桁になったりと。
- 前作パノラマの後、バンドは地元ボストンに本拠地となるスタジオSyncro Sound(シンクロ・サウンド)を所有します。 完成当時からボストンで最新鋭スタジオといえばここ、というほど良いスタジオだったらしいですよ。 このアルバムはそこでレコーディングされた記念すべき作品です。 >続きを読む
HEARTBEAT CITYハートビート・シティ―1984年
- Hello Again
- Looking For Love
- Magic
- Drive
- Stranger Eyes
- You Might Think
- It's Not The Night
- Why Can't I Have You
- I Refuse
- Heartbeat City
- 【プロデューサー】
- ロバート・ジョン・"マット"・ランジ&ザ・カーズ(Robert John"Matt"Lange&The Cars)
- 【レーベル】
- エレクトラ (Elektra/Asylum Records)
- 【レコーディング】
- バッテリースタジオ(ロンドン)(Battery Studios, London)
- ■勝手にレヴュー■
- 5作目の、カーズを大物バンドにのし上げた大大ヒットアルバム。80年代からのミュージックシーンと共に 前作から変化してきたカーズのサウンドがより進化し、当時の空気にがっちりハマったポップなアルバム。 (とはいえ管理人は後追いのため当時の「生の空気感」を知らないのが残念)
- これまで1作目からタッグを組んできたロイ・トーマス・ベイカーではなく、ロバート・ジョン・"マット"・ランジを迎え、 バンドとマットの共同プロデュースとしてクレジット。
- マットはこれ以前だとAC/DC、以降だとデフ・レパード、ブライアン・アダムス、後の奥さんシャナイア・トゥウェインなどの プロデュースで有名です。時間を掛けてオーヴァーダヴィングをし、1ミリのズレも許さない緻密な音作りをするタイプですが、 このハートビート・シティでもまさにその仕事をしてのけました。 >続きを読む
GREATEST HITSグレイテスト・ヒッツ―1985年
- Just What I Needed
- Since You're Gone
- You Might Think
- Good Times Roll
- Touch And Go
- Drive
- Tonight She Comes
- My Best Friend's Girl
- Heartbeat City
- Let's Go
- I'm Not The One
- Magic
- Shake It Up
- 【プロデューサー】
- 新曲"Tonight She Comes":ザ・カーズ&マイク・シップリー (The Cars&Mike Shipley)
- 【レーベル】
- エレクトラ (Elektra/Asylum Records)
- ■勝手にレヴュー■
- アルバム5作出したところで初のベスト盤をリリースします。 新曲が1曲収録され、シングルカットもされました。Tonight She Comes です。 アルバムShake It Upに入っているI'm not the oneもリミックスし直したものが収録され、 続いてシングルカットされています。それ以外はこれまでのアルバムと同じ状態です。 >続きを読む
DOOR TO DOORドア・トゥ・ドア―1987年
- Leave Or Stay
- You Are The Girl
- Double Trouble
- Fine Line
- Everything You Say
- Ta Ta Wayo Wayo
- Strap Me In
- Coming Up You
- Wound Up On You
- Go Away
- Door To Door
- 【プロデューサー】
- リック・オケイセック (Ric Ocasek)
- 【レーベル】
- エレクトラ (Elektra/Asylum Records)
- 【レコーディング】
- エレクトリック・レディ・スタジオ(ニューヨーク)(Electric Lady Studios, NY)
- ■勝手にレヴュー■
- オリジナルアルバムとしては6作目になるこの作品。 遂に外部のプロデューサーを迎えず、リック・オケイセック自身がプロデュースにつきました。
- そしてこのリリースを最後に、カーズは特に発表もなく解散を選択します。 世間的にも「これでバンド解散に至った、セールスの振るわなかったアルバム」のイメージが大きいです。
- ま、事実そうな訳ですが…しかしながら決して仕上がりの悪いものでも、いい曲がないアルバムでもないですよ。 >続きを読む
JUST WHAT I NEEDED:Anthologyアンソロジー <2枚組>―1995年
- Just What I Needed
- My Best Friend's Girl
- Good Times Roll
- You're All I've Got Tonight
- Don't Cha Stop
- Moving in Stereo
- Take Me Now *
- Cool Fool *
- Let's Go
- Candy-O
- Dangerous Type
- Double Life
- Got a Lot on My Head
- It's All I Can Do
- Night Spots [Early Version]*
- Slipaway *
- That's It
- Panorama
- Gimme Some Slack
- Don't Go to Pieces
- Touch and Go
- Don't Tell Me No
- Shake It Up
- Since You're Gone
- I'm Not the One
- Cruiser
- Little Black Egg *
- Funtime *
- You Might Think
- Drive
- Magic
- Hello Again
- Why Can't I Have You
- Breakaway
- Tonight She Comes
- You Are the Girl
- Strap Me In
- Door to Door
- Leave or Stay [1977 Demo]*
- Ta Ta Wayo Wayo [1977 Demo]*
- * 印は初リリース曲
- 【レーベル】
- ライノ(Rhino)、Wea
- ■勝手にレヴュー■
- ベスト盤の類ですが、初収録モノも多く、ライナーノーツも大変充実した、解散後の大変にありがたいリリース品なので、 このオリジナルアルバムの流れに置いておきます。 2枚組、計40曲のうちここで初めて聴くことができるのは8曲、シングルB面曲も含めると11曲もあります。ありがたやライノ様。 (ライノはワーナー傘下の企画モノ・再発系レーベル) >続きを読む
The Cars Deluxe Edition
ザ・カーズ デラックスエディション <2枚組>―1999年
- Good Times Roll
- My Best Friend's Girl
- Just What I Needed
- I'm In Touch With Your World
- Don't Cha Stop
- You're All I've Got Tonight
- Bye Bye Love
- Moving In Stereo
- All Mixed Up
- Good Times Roll (Live)
- My Best Friend's Girl (Demo)
- Just What I Needed (Demo)
- I'm In Touch With Your World (Demo)
- Don't Cha Stop (Demo)
- You're All I've Got Tonight (Demo)
- Bye Bye Love (Demo)
- Moving In Stereo (Demo)
- All Mixed Up (Demo)
- They Won't See You (Demo)
- Take What You Want (Demo)
- Wake Me Up (Demo)
- You Just Can't Push Me (Demo)
- Hotel Queenie (Demo)
- 【レーベル】
- エレクトラ、ライノ
- 【スタジオ】
- Disk2 デモバージョンのレコーディング詳細は以下の通り(ライナーノーツより)
- Demo3, 4, 5, 6, 12
- NORTHERN RECORDING STUDIOS, Maynard,MA (1977年4月)
- Demo2, 7, 9, 11, 13, 14
- MUSIC DESIGNERS, Boston,MA (1977年6月)
- Demo8
- リックの録音スペースにて (1977年 夏)
- Demo10
- NORTHERN RECORDING STUDIOS, Maynard,MA (1978年10月)
- Demo1
- 1978年11月13日 パラダイス(ボストン)でのライブ音源
- ■勝手にレヴュー■
- これも解散後にライノ様が出した、 ファーストアルバムそのものに初収録曲も含めたデモ版をドーンと付けた、 ファンがひれ伏すそれはそれはありがたいリリースです。 本作とデモ版を聞き比べるのも大変面白いです。それに若々しさに溢れてます。 ラフながらもやはり演奏がうまいなぁと思ったり。 本作ではベンがヴォーカルを取った8-9曲目を、デモ版ではリックが歌っていて、その違いなども楽しめます。 >続きを読む
UNLOCKED:The Live Performances(LIVE CD)
アンロックト:ライブ・コレクション1978-1987―2006年
- Magic
- Let's Go
- Touch And Go
- Drive
- My Best Friend's Girl
- Tonight She Comes
- Moving In Stereo
- You Might Think
- Just What I Needed
- Good Times Roll
- Hello Again
- Double Trouble
- Nightspots
- Heartbeat City
同梱のDVDの詳細は「アンロックト:ライブ・コレクション1978-1987」をご覧ください
- 【プロデューサー】
- ライブCD:リック・オケイセック (Ric Ocasek)
- ■勝手にレヴュー■
- 2006年にリリースされたDVD「アンロックト UNLOCKED」に付いているライブCDです。 過去のライブ音源を集めたもので、詳細なクレジットはありませんが、聴く限り その多くはビデオ収録された1984年のヒューストンライブのものかなと 思われます。よく考えればこれが初のライブアルバムなのでした。是非DVDと共にお楽しみ下さい。
MOVE LIKE THISムーヴ・ライク・ディス―2011年
- Blue Tip
- Too Late
- Keep On Knocking
- Soon
- Sad Song
- Free
- Drag On Forever
- Take Another Look
- It's Only
- Hits Me
- Blue Tip(Demo) *日本盤ボーナストラック
米国Best Buy盤にはボーナストラック3曲あり。
One By One(Dermo), Hits Me(Demo), Rocket USA(Demo)
- 【プロデューサー】
- ザ・カーズ、ジャックナイフ・リー (The Cars, Jacknife Lee)
- 【レーベル】
- Hear Music
- 【レコーディング】
- ミルブルック・サウンド・スタジオ(ニューヨーク)(Millbrook Sound Studios, NY)
- ヴィレッジ・スタジオ(ロス)(Village Studios, LA)
- ■勝手にレヴュー■
- なんということでしょう。来るんですね…こういう日が。カーズが(というより、リックが) オリジナルメンバーで再結成をする日が。
- 解散してからの二十数年、色々ありました。リック以外あまり伝わって来ない各人の状況、ベンの膵臓ガン発病、 久々に5人が集まったインタビューでの再会、ベンの死、 リックとデイヴィッド不在のThe New Cars、その微妙な結果、等々。
- 「なぜ今なの…もうちょっと前に出来なかったの…(涙)」と若干の恨み節を言いたくもなりますが、 New Carsの時も含め、水面下でそんな話は幾度も出たり消えたりしたと思うので、こればかりは本人たちのタイミングですね。 >続きを読む